「一棟投資」のメリット・デメリットまとめ

「一棟投資」のメリット・デメリットまとめ

近年は、投資をする人が増えています。
それは何もギャンブラーが増えたわけではなく、将来的な会社員の給料が安定しない、あるいはいつリストラされるかわからないような状態になっているため、給料だけにしがみつくのは危険と判断した人が多いからです。

確かに、景気が良かったころも投資している人はいましたが、現在のようにサラリーマンが投資をすることはあまり見られませんでした。
近年多くなっているのは、会社員をやりながら、あるいは他に仕事を持ちながら投資をする人です。

実際に投資をしながら会社員から脱却でした人もいますので、上手に行えばたくさんのメリットがあります。
投資の中でも人気があるのは不動産投資になります。

特に、東京や大阪の土地は今後上昇する可能性が高く、土地を持っているだけでもお金が入ってくる可能性が高いです。
不動産投資の中にはマンションやアパートをまるまる一棟購入する一棟投資が人気です。

アパートの場合は必ず一棟購入しなければなりませんが、マンションの場合は区分だけ投資することもできます。
つまり、数ある部屋の中から一つだけ投資をすることが可能です。

一棟投資をする場合は、事前にメリットとデメリットを知っておきましょう。
何も考えずに勢いだけではじめてもうまくいかない可能性や、こんなはずではなかったと思うことがあるからです。

まずメリットの一つは、ハイリターンな点です。
通常、ある程度お金を手に入れるためには、投資金額が多くなくてはいけません。

つまり、区分に比べても一棟購入する方が、リターンが大きくなる計算です。
もちろん、最初は区分から始めてもよいかもしれません。

ですが、ある程度不動産投資に慣れてきたら、思い切って一棟投資をしてみるのがよいでしょう。
投資でお金持ちになりたければ、区分投資だけでは不十分です。

具体的に言えば、区分投資の場合であれば毎月の収入は10万円未満のことが多いです。
つまり副業として考えるならばそれで問題ありません。

ですが万が一いま勤めている会社が倒産した場合、果たしてその収入だけでやっていけるかどうかです。
もちろん一時的には蓄えがありますので何とかなるかもしれませんが、長期戦になると厳しいでしょう。

しかも、不動産の価値は年々下がっていくのが普通です。
土地の値段は上がっても建物の値段は下がる傾向がありますので、途中でリノベーションやリフォームをしなければなりません。

そのように考えると、いざという時のために一棟投資をしておいた方が安全であることがわかところでもあります。
ちなみにアパートを一棟購入すると、10部屋程度しかないところでも50万円を超えることは少なくありません。

いざという時に安定感がありますので、非常に安心できるものになります。
次に、ローンを組むことができれば、手持ちが少なくとも問題ありません。

すでに何度か投資をしており、手元にお金がある場合であれば、現金だけで購入することは可能でしょう。
つまり、ローンを組まずに投資をすることができますので、リスクはほとんどありません。

ですが、サラリーマン投資家の人は、いきなり一つの建物をローンを組まずに購入することは難しくなるでしょう。
そのように考えるとフルローンを組む必要があります。

フルローンの魅力は、継続的に返済をしなければならない半面、価値の高い物件を購入することができる点です。
基本的に、よほどお金持ちの投資家以外は、狙っている物件は似たようなものです。

ある程度価値が高いものを狙っていきますので、中途半端に安いものを購入するよりも、フルローンを組んで価値があるものを購入した方が将来的にたくさんのお金が戻ってくるでしょう。
それを何度か繰り返していくと、やがてローンを組まずに投資することができるようになります。

これらに対して、一棟での投資をする場合のデメリットですが、まずローンを借りることができるかといった問題があります。
投資をする場合のローンは、現在いくらお金を持っているかはそこまで関係ありません。

それよりも将来的にその物件に価値がつくかどうかで判断されています。
つまり、価値がないと判断された物件を購入しようと思っても、ローンが組めない可能性が高くなります。

特に、投資に関してそれほど詳しくない人であれば、正しい価値を見極めるのは困難でしょう。
また、不動産投資の問題点として、空室が出た場合にお金を回収できない可能性が出てきます。

区分投資をしている場合もそうですが、一棟購入してしまった場合は、それが顕著になります。
確かに収入がいきなりゼロになることはありませんので、その分心配はいませんが、早急に手を打たなくてはならない事態になるでしょう。

この時、土地の値段を自分で上げることは難しいですので、建物を新しくしていく必要があります。
大規模なリフォームやリノベーション行うため、十分な資金を事前にためておかなければなりません。

要するに、資金面で体力が必要になるでしょう。